シュガー・ハイ

甘味や糖質との出逢いを記録します。

サロン・デュ・ショコラに行ってきた(前編)

www.salon-du-chocolat.jp

本当は初日の夜に参戦するつもりだったが、〆切残業コンボに阻まれ
二日目の18時すぎに新宿NSビル到着となった。
やはりというかなんというか、幾折もの、少なくとも100名ほどの行列があったけれども、シェイク・シャックに寒空の下並び、一時間弱待って孤独のグルメをかましてきたハートは揺らぐはずもない。
迷わず最後尾に付けると意外にも進みは早かった。多分20分も待たなかったと思う。*1
今回は初めての参加なのであくまでも様子見のつもりで、イートイン中心に、ジャン=ポール・エヴァ一神教からの脱却を求めセレクションボックスを求めることに決めていた。
しかし予定はあくまでも予定でしかない。
実際に購入した品を以下に記す。順番は時系列である。

  • ジャン=ポール・エヴァン エクスキ・モモ セット

乱暴に言うとすごく高いPALM(片面ナッツ付き)。
2個または3個のセット販売。縦5cmほどと小さいので、多分3ついけると思ったがとりあえず2個のものにした。
中ヴァニラアイスは同じで、コーティングのチョコレートを3種の中から選ぶ。
選んだフレーバーはマダガスカルとサオ・トメ。後者は日本限定だとのこと。
外のチョコレートは薄くぱりぱり、かじると中のアイスがあふれてくるくらい中トロ。
味は、うーん、私はこれでなければとは思わなかった。
ここのブティックで買えるチョコアイスが大好きなので、期待が大きすぎたのかもしれない。
チョコレートってこの状態ですごく冷たいと香りや味がわかりにくいと思う。ちょっと残念でした。

  • ジャン=ポール・エヴァン ショコラ・ショとボンボン、こしょうのセット

会場限定のこちらは大ヒット。頼んでよかった!
全三種類のうち一種しか残っていなかったため、そちらをオーダー。
一日限定30食とかだったと思うので、この時間でも残っていたのは僥倖である。
ボンボンもさることながら、ショコラ・ショ(いわゆるホットチョコレート)とこしょうの相性がすばらしかった。
ショコラ・ショ自体は伊勢丹のショップなどで何度かいただいたことがあるのだが、こしょうが入ると香りの印象がまったく変わり、一層刺激的で官能的なフレーバーになった。
連日の残業で光が消えかけていた私の目にも力が戻ってきた…ような気がする。
億万長者になったら毎朝飲みたい。
提供方法は丸の内のチョコレートバーと同じで、シャレオツな紙カップ*2にプラ蓋というスタイル。
べた褒めしたいところだけれど、私はこのプラ蓋だけはいただけないと思う。
馥郁たるショコラの香りが台無しではないか。
この蓋については帰ってから色々考えたのだけれど、多分さめないようにというエヴァン氏一流の気遣いだろうという結論に落ち着いた。
ゆえに、いただくそのときには蓋なんて捨てちまうのがベストかと存じます。

  • パティスリー・サダハル・アオキ たこやき

サダハルアオキの列は信じられない複雑な形状をしていて、長さを見積もり誤った。
しかも物販と調理してるものの列が一緒なので、理屈どおり倍混んでいた。
並ぼうとは思っていたのだけれどもなんか悔しい。
まあでもタコヤキ、お祭りっぽくてよいですね。
味は普通というか、調理方法及び温度の関係でどう作ってもこうなるだろうなーという感じでした。
材料とか配合とか違うんでしょうけれど、私にはよく読み取れず。
エヴァン氏のところもそうなのですが、調理してる方おつかれさまです。

  • パティスリー・サダハル・アオキ ボンボンショコラ グランクリュ

ブースに青木氏ご本人がいらっしゃって、片っ端から箱にサインをばんばん入れてらしたので買ってしまった。
嗚呼ミーハー。ちまちま食べているので後でなにか書けたら書くことにしたい。
サダハル・アオキ、実はパリの支店にも行ったことがある。
たしか2009年の初夏のことで、パリの思い出も所々ぼんやりしてきているが、あのタルト・シトロンは強烈に覚えている。おいしかったなぁ。

  • ワールド チョコレート マスターズ

買おうと思っていた全部入りセレクションボックスが売り切れで買えなかったのでむしゃくしゃして買った。
私は2005年山本さんの「アストロノーム」という塩とキャラメルのものと、2009年平井さんの柚子「ポーション」が好きでした。

セレクションボックス品切れで、悔しさと余った予算を握りしめ、イートインコーナーに突撃した。
伊勢丹セレクションのチョコレート(確か11種類くらい*3)から好きなものを3種選べるナイスな催しである。
正直あんまり予習していなかったのでフィーリングで選んだことをここに懺悔します。
しかし全体的にクオリティたかくて良かった。

ダヴィド・カピィ トリロジ
 これはすばらしかった。大当たり。驚きもありつつ完成度も高い。
 今度はボックス買います。
・ヴァンサン・ゲルレ アリアンス
 ショコラのギモーヴに惹かれ選択。
 こちらもかなりよい。もっと違うのもいただいてみたいところ。
・クリスティーヌ・フェルベール アヴォンチュール
 コンフィチュールで有名な方ですね。やっぱり中のライムジャムの方が出色な気が。

  • おまけ ル・グルニエ・ア・パン

きのこのタルティーヌとスパークリングワインのセットをいただく。
タルティーヌ、麹町のお店にもあったっけ?そんなに空腹でもなかったくせに綺麗に完食。
最近チョコにはカフェイン類よりももっぱらアルコールなので嬉しかった。


タルティーヌを食べ終わった時点で20時を少し過ぎていたが、
客たちには帰る気配がないし、店側もまだまだ稼ぐつもりのようだった。
長くなってしまったので、今回全体の感想と教訓は次の記事で。

*1:というか何基準で人を入れているのか?謎である。

*2:エンボス加工の白地の紙に青でパリっぽい柄が入れてあって、持つ所には熱かったり滑って落としたりしないようにゴムっぽいスリーブが付けてある

*3:なんで3の倍数にしないのかと不思議だった覚えが。でもその場合うっかり大人買いのリスクがあるので、顧客に優しいと言えば優しいのか